monologue

行き着くところは同じかもしれないけど

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以前、小説家の皆さんが出演するトークショーを聞きに行ったのですが、その中であった「安全な場所にいながら、ある苦悩を書くと言うのが、作家の仕事」と言った類のお話に妙に納得がいきました。

所謂、小説家や音楽家、俳優などは、仕事のためにも様々な経験をした方が良いと言う声を聞いたりしますが、時としてそれらは「安全な場所」から外れてしまうこともあると思うんです。

単純に身の危険と言う点でもそうですが、想像を絶する経験をしたり、それに伴って感情が大きく振れる様なことがあると、きっと作品を作る余裕もないでしょうし、そもそも必要も意味もなくなるでしょう。

それでも、それを糧に作品を作る人は、ひょっとしたら作り手と言うよりも表現者なのかもしれませんね。

平穏な日々の心の機微を彩りに。

写真はとある好きなお店にて。グラスも並ぶと違った美しさが生まれるようです。

by mmsysk | 2017-03-05 18:00